花の色

スイス留学中の女子大生

やっぱりわたしは留学してよかったと思っている

私が留学しようと思った理由は、日本でののほほんとした生活に飽きたからでした。血反吐吐く思いで死に物狂いで受験勉強してなんとか入れた大学なのに、いざ入学したら周りに流されて何もかもゆるい大学生活を送っていました。バイトも研究も恋愛も中途半端で特に夢もなく、頑張り方を忘れてしまいました。なあなあに生きている自分を矯正する手段として留学を選びました。

研究室留学にこだわっていたので大学院で留学することにしました。学部生の時から留学したいとぼんやり思ってたわたしのように生ぬるい日本人大学生が抱く留学のイメージは、

・圧倒的アカデミア感

・外国のお洒落な暮らし

・楽しげな国際交流

・就活に有利そう

みたいな。留学生活という響きにはキラキラがたくさん。

どれも半分くらいは正しいイメージ。

ルームメイトとのおしゃべりは楽しいし、研究室での良い人間関係は良い研究成果もたらしてくれる。お洒落な街並みは素敵ですが、プラダを着た悪魔の冒頭みたいにコーヒーを飲みながら街を歩くのが楽しいのは最初の数日だけです(寒くてトイレ近くなるから外でコーヒー飲まない方が良いとそのうち知る)。いろんな国の友達とお出かけするのは楽しいし、パーティでかっこいい外国人に話しかけられるかもしれないから、英会話はできた方が良い。必要は上達の母でもあります。

そして、よくも悪くも日本の教育は特殊です。留学して外国の教育を体験することで、確実に視野は広がります。質問ができないこととプレゼンの下手さに落ち込むのは留学の通過儀礼だと思っています。

けど私が一番良かったと思っているのは、日本人留学生のつながりです。

同じ時期に同じ国に留学していて日本語で会話ができるというだけで、日本にいるときよりもずっと心理的距離が近いです。根暗なわたしも留学を経て友人ができました。英語の上達のために日本人と関わらない方がいいとか言う人はいるけれど、それは英語「を」勉強しに来ている留学に限った話。英語「で」勉強することはなかなかしんどいし、この努力は将来役に立つのか?とか余計なことを考え始める鬱サイクルを回すといよいよ精神八方塞がりになります。絶対に避けるべき。日本人の友達は精神衛生上とても大事。腹を割って語り合うことで頑張る意味を見出せるので、また頑張れるようになります。

しんどいと思うこともたくさんあるけれど、その度に角が取れて成長できていると思っています。いざというときは踏ん張って成し遂げる底力がわたしにもあったのかもと思います。できたという成功体験が自信になります。失敗してもしょげるのは時間の無駄なのでもう一回やってみようと思える図太さも身につきます。